糖尿病、心臓病、ガン…病気の原因は油に含まれる“トランス脂肪”にあった!
NY市・飲食店での使用全面禁止、ヨーロッパ・削減運動推進、日本・規制なし…。
世界が注目する危険な油“トランス脂肪”を、それでもあなたは摂り続けますか?
私たちの体は |
水60%:たんぱく質20%:油20%
その体は、たくさんの細胞によって作られていますが、
その細胞を守る細胞膜が「油」で出来ています。
その「油」とは、必須脂肪酸です。
必須脂肪酸は体内で作れないため、
口から摂取しなければなりません。
必須脂肪酸には、
オメガ3(αリノレン酸)とオメガ6(リノール酸)があります。
この2つの油の理想的な摂取の仕方 |
オメガ3脂肪酸 : オメガ6脂肪酸
1 : 1~4
オメガ6を摂りすぎると、アレルギーが促進され、アトピーや花粉症になったり、血栓ができやすくなるので、
脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。
オメガ3に、細胞膜を柔らかくしたり、アレルギーを抑制したり、炎症抑制、血栓抑制、血管拡張の働きがあるのに対し、
オメガ6には、細胞膜を固くしたり、アレルギーを促進したり、炎症促進、血栓促進、血液を固めるという逆の働きがあります。
また一方で、「トランス脂肪」という人工的に操作して作られる油があります。
マーガリンをはじめ、成分表示に「ショートニング」「食用精製油脂」「ファットスプレッド」「植物性油脂」とある加工食品に含まれています。
インスタント食品やファーストフード、スナック菓子にはたいてい入っています。
トランス脂肪の何がいけないかというと、細胞膜を変形させて、穴をあけてしまうのです。
そうなると、細胞全体の機能が低下し、活性酸素などの有害物質が細胞内に入り込んできて、
遺伝子を攻撃すると、発ガンの可能性もあります。
トランス脂肪の摂取は、できるだけゼロに近づける必要があります。
お役立ち情報 |
積極的にとるべき油(オメガ3)
アルファ-リノレン酸、DHA、EPAが多い油。
フラックスオイル(亜麻仁油)、シソ油、青背の魚の油
加熱調理で適量とる油(オメガ9)
オレイン酸が多い油。
オリーブオイル、キャノーラ油、ピーナッツ油、
米ぬか油
なるべく減らす油(オメガ6・飽和脂肪酸)
リノール酸が多い油。動物性脂。
ベニバナ油、コーン油、大豆油、ゴマ油、
ココナッツ油、ヤシ油、肉類、バター
食べたら良くない油(トランス脂肪酸)
植物性油脂を原料とし、油の性質を人工的に変えたもの。 ショートニング、マーガリン
ふだん私たちが何気なく口にしているモノの中には、「油」がイッパイあります。
しかし、「油」には種類があり、それを正しく摂れていないのも現状です。
今からでも決して遅くありません。
「油」に対する正しい認識と正しい使い方をする事で、
老化スピードを少しでも遅らせ、若さを保ち健康な体を取り戻しましょう。